今回のJOURNALでは、デザイナーのお二人にZOOMの中でのお気に入りの1本をお聞きしちゃいます。デザインを担当したお二人のお気に入りはどの1本なのでしょうか……?
――ZOOMの中でお気に入りの一本を教えていただけますか?
國府田
一本に絞るのは難しいですね……。個人的に使いたいのはC1のグラファイトブルーとL2のマットフルブラックですね。もともと私はブラックやシルバーのものを選びがちなのですが、それは色がデザインを邪魔しないからなんです。そうした理由もあって、L2のマットフルブラックは造形が非常に際立つものになっていると感じています。また、C1はZOOMのブランドらしさを最も体現しているモデルで、ノックの部分などはすごくこだわって作ったので、やはり持ち歩きたいと感じますね。
金井
私は、きっとこの仕事をしていなくてもC1を手にとるような気がするんです。ダントツに尖ったデザインというか、本当にこだわりが感じられるペンだと思っていて……。シルエット的にはすっきりしているのにやっぱりノックの部分に個性を感じて、これを言うと恥ずかしいのですが、このペンを持つだけでイケている自分になれるような気がするんです(笑)。
金井氏のお気に入りはC1のフルブラック。
國府田
デザインへのこだわりで言ったら、L2も負けてないですよ。これ、一つ一つのパーツはアンバランスな形をしているんです。でも、それを組み合わせることによって調和の取れたデザインにしているんです。
金井 最初はぱっと見の印象で買ったとしても、時間が経ってディテールを見ると、こだわりに気づく要素がありますよね。ですので、使い続けるうちにどんどん好きになっていくペンだと思います。
國府田(こうだ)氏はL2のマットフルブラックもお気に入り。
――最後にお客様にメッセージをお願いします。
國府田
デザイン文具を購入する楽しさから始まり、それを持つことのワクワク感をぜひ体感していただきたいと思っています。ファッションやバッグ、時計などでお気に入りのプロダクトを所有することによる幸福感を味わっている方はたくさんおられると思いますが、ZOOMはそれと同じような情緒的な価値も提供できると考えています。
金井
そうですね。そして、買っていただけたら、ZOOMの持つこだわりや世界観を共有していただき、ぜひファンになってもらえたらうれしいです。そして、新しい製品が出たら、私たちと一緒にワクワクしてもらえるような、そんな関係が築けたらと願っています。
國府田
私は自分が使うならC1かL2がお気に入りと言いましたが、カラーも含め、人それぞれで好みは異なると思います。ですから、まずはZOOMを手に取って、実感していただきたいですね。
金井
そうですね。きっと手の取っていただけたら、私たちのこだわりが伝わってくれると信じています。
Direction:MOSH books
Writer:前田和之
Photo:木村文平