Designer's Impression|Iri Nakamura
日本的な美しさを感じる色が映えるZOOM L1

Designer's Impression

2025.5.30

各分野で活躍するデザイナーの方々にZOOMを手にしてもらいプロの視点で印象を語っていただくDesigner’s Impression今回はいつもあなたに寄り添える存在にをコンセプトとしすべて手作業によるジュエリーブランドIRIを展開するジュエリーデザイナーのIri NakamuraさんにZOOMの印象を伺いました。

手作りなら永遠の価値に温かみを加えることができる

――まずはご自身のブランドIRIの特徴から教えていただけますか?

IRIルネサンス期のイタリアで発祥した伝統的な加工技法フィレンツェ彫りオリジナルの感性とインスピレーションを組み合わせたジュエリーブランドです地金はシルバーやゴールドを使用しタガネという金属加工用の工具を用いて彫金しています

手彫りならではのレース生地のような繊細さが特徴で手に取った方に寄り添える存在であるような温かみのあるブランドを目指しています

――温かみのあるジュエリーというコンセプトは素敵ですねその想いの原点はどこにありますか?

8歳のときにお会いしたとあるジュエリーデザイナーの方への憧れが原点かもしれません彼女が持つ世界観の美しさに惹かれ彼女のジュエリーを手にしながらどのような想いを込めてデザインしたのだろう?この作品の根幹にある美しさはどこだろう?と想像するようになり気持ちを込めてつくることが大事なんだと強く感じました。

インスピレーションを受けたものや、デザインモチーフなどをノートに手描きし、アイデアの源にしているIRIさん。写真の一部は、桜のネックレスを制作する際のデザイン資料。

インスピレーションを受けたものやデザインモチーフなどをノートに手描きしアイデアの源にしているIRIさん写真の一部は桜のネックレスを制作する際のデザイン資料。

――そんなIriさんにとってジュエリーデザインの魅力とは?

ジュエリーは永遠に価値が残るものですそして手作りならその価値に温かみを加えられると考えていてそれが私にとって大きな魅力です

ジュエリーを提供するというよりは私のジュエリーを手に取ることでその方の世界が広がったり気持ちが前向きになるお手伝いがしたいと考えています

ZOOMは日本の高い技術を現代的なデザインに落とし込んでいる

――ZOOMは日本発のコンテンポラリーデザインペンをビジョンに掲げたブランドです 今回IriさんはZOOMの3つのモデルのなかからキャップ式の水性ゲルボールペンZOOM L1に注目されましたがZOOM L1の印象や率直な感想からお聞かせください

ZOOM L1はまずカラー展開の豊富さにときめきましたシックな印象のシルバーやグラファイトブルーからポップな印象のマットブルーやマットグレーまで男性でも女性でも使いたくなるバリエーションの幅広さが素敵ですねその中でも私は定番カラーのマットブラウンと限定カラーのsumireがかわいくて気に入りました。

実際に手に取ってみてもsumireをはじめマットシリーズのパステルカラーは本当にかわいいですね 色鮮やかというよりは日本的な奥ゆかしさを感じるやわらかで美しい色合いでとても魅力的です手に持った感覚も想像していた以上に肌あたりが面白いです。

――肌あたりに注目されるのはジュエリーデザイナーさんならではですねどのような印象ですか?

ペンなのに肌に馴染むと思いました化粧品も合うものは肌と一体化するような感覚がありますがZOOM L1にもそれと似た一体感があります

恐らく外軸と中軸の素材を分けた二重構造が透明感を感じるつくりになっているのとグリップ部分のマットな素材感先端部分のクリアな質感のバランスが絶妙だからだと思います滑らかさを感じ肌にピタッとして手に持った時にしっくりきますね

――身につけた時にしっくり来る肌馴染みの良さはジュエリーにも大事なことですよね。

そうですねジュエリーも身につけたときの心地良さが重要で肌馴染みやぬくもりを感じられるようにデザインし彫金しています体の延長にあるような一体感を大事にしているのでジュエリーに艶がありすぎるときは少し削って光り加減を抑えやわらかさを出すこともあるんですよZOOML1もおそらく手に持ったときの一体感を出すために何度も試行錯誤をされたと思います。

――デザイナーとしてIriさんがZOOMに共感される部分はありますか?

ZOOMがコンテンポラリーデザインペンとして日本発の信頼性の高い技術を現代的なデザインに落とし込んでいるのが素敵だと思います私もフィレンツェ彫りという伝統的な技法をベースに現代的に落とし込んでデザインすることを心がけているので共感を覚えます。

――実際にZOOML1を使用してみた感想をいただけますか?

水性ゲルインクを採用しているからか角度や筆圧で線の太さを変えられるのがいいですね細くて繊細な字も太くてなめらかな字も書くことができ書いた文字に温かみがありますしっとりと流れるように書けるので文字だけじゃなくイラストやスケッチを描くのにも向いていそうです。

――貴重なレビューをありがとうございました!
最後にIriさんがデザインするうえで最も大切にしていることをお聞かせいただけますか?

手にとる人の物語にワクワクすることです。

私のブランドは手に取ってくれた方に寄り添うことを大切にしておりポジティブな想いや温かい気持ちを乗せてジュエリーをつくり届けることを心がけています彫金しているときは手に取ってくれる方のことを想像しどんな気持ちで身につけてくれるかなこのジュエリーを身につけて心地良い気持ちになってほしいと想いながら制作しています
単にジュエリーをデザインするのではなく手に取ってくれた方に向けて想いを込めその方の物語までイメージするのが私にとってのデザインです。

Iri Nakamura

ジュエリーデザイナー2018年武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科に入学し金工を専攻2020年ジュエリーブランドIRIを設立フィレンツェ彫りをベースにオリジナルの感性とインスピレーションを組み合わせひとつずつ丁寧にジュエリーを制作する2024年3月個展Enveloped in light~ 光に包まれて~を開催同年6月12月そごう横浜店にてPOP UP STOREを開催。

デザイナーInstagram IRI(ブランドInstagram) IRI(ブランドサイト)

Direction:CREEK & RIVER
Writer:島尻明典
Photo:吉村永

→ ZOOM L1